空はどこにでも平等にあるというけれど
本当にそうだろうか
爆弾は空から落ちてくる
戦闘機の轟音が鳴り響く空もある
雨の降らない空
雨ばかり降らす空
雷の鳴り響く空
塀に囲まれた空
ただ思い描くしかない、空
誰の上にも同じ空があるなんて
美しい空しか見ない人間の妄信だ
何を思うのも考えるのも自由なら
私は
自由な空から
不自由な空を想いたい
今の自由は本当の自由なのか
空を見て
思う
木の枝が空を捉えようと手を伸ばす
その様を私は美しいと思う
・・
上の写真とことばは、第一回二人展のときに展示した作品の一つです。
最近、このことばを思い出すような出来事が多くて、載せてみました。
今、福島県では、多くの子どもたちが外で遊びたくても遊べずにいるそうです。
子どもたちの手がこのたくましい木の枝のように、すっと伸びていくことを祈って。
[2回]
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