こんばんは。
ご存知の方もいらっしゃるかもなのですが、
私、実はこの二人展ブログとは別にブログを持ってまして。
そっちのブログを読んでくれてる方でこっちも見てくれてる人、
どれくらいいるのかなぁなんてふと思ったりしました。
一応、このブログは創作記録ということなので、
書き物の話を。
私は旅が好きでよくぶらっと出かけるんですね。
荷物は最小限で、あんまり目的もはっきり決めずに出かけるんですが、
その中でも北海道がすごく好きで。
今日はそんな旅の記録を。
おととしの冬、同居人の谷川さんと一緒に、
オホーツク海の流氷を見に、北海道・知床を旅した際に
ノートに書き記した言葉です。
・・
北海道の大地はひたすらに広くて、
どこまでも続いていて
湖は凍って、太陽の光にキラキラしていた。
宿に着いたら部屋まで案内してくれたおじさんが、
「昨日の突風で海の氷の多くは50㎞沖まで流れていってしまった」と
話してくれた。
谷川さんはすごくがっかりしていたけれど、
自分的には、「屋根が風ではがれてしまってね。
この付近の家も3件ほど、屋根が吹き飛んだんですよ」という言葉の方が
衝撃的だった。
そんな厳しい自然の中で生きる人々がいる。
屋根が吹き飛ぶほどの突風や嵐を目の当りにしなかっただけでも
不幸中の幸いというものだろう。
知床の人たちは自然に生かされているんだ。
観光業に従事する人たち、
オホーツクの漁業に出る人たち、
流氷ダイビングのインストラクターのお姉さん・・・
皆、大自然に感謝して生きている。
そしてその恐ろしさも知っている。
どの人も優しかった。
人に優しくできるのは、自分が自然に生かされている、
大事な尊い命であることを日々実感しているからだろうか。
その儚さや哀しさを知っているからだろうか。
都会に住んでいると、自分が大きな地球の
大地に生かされていることをつい忘れてしまう。
東京のジブリ美術館でレジの前に並んだ人たちが
自分の番が回ってこないと言って腹を立てていた。
美術館のすぐそばには井の頭公園があって、
自然が無いわけじゃないのに
人の気持ちはすごくせかせかしていた。
大都会東京の井の頭公園では、
自然のありがたさや、自分が地球に生かされた生命体で
あることにまでは気づけないのかも。
もしくは、思い出せないのかも。
北海道に行くと、自分の足が、存在が、
大地につながっていることを感じられる。
地平線も、水平線も、空も、自分も、一体であるように思える。
今起こっていることや悩みは本当に小さなことで
こんなことにしか目を向けられない昨日までの自分が
まるで別人に思えた。
北海道、知床の旅は大事な旅になった。
・・
次はウクライナ旅行のときに記した言葉を載せる(かも)です。
てか、midは元気なのだろうか。笑
*オマケ
YEN TOWN BAND/Swallowtail Butterfly ~あいのうた~
http://www.youtube.com/watch?v=zL9GzM7dQi4
今、なんとなく聴きたくなって。
「ここからどこへ行っても世界は夜を乗り越えていく」という歌詞に
癒され、励まされます。
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暑くなってきました。