お久しぶりです。
ヒスンです。
今日実家に帰り、探し物をしていたら
懐かしいものが色々出てきました。
その中の一つが高校時代の卒業文集。
その名も、『花兄 ~四十七期卒業文集~』。
みんな、卒業の日を迎えるにあたっての複雑な心境を
書いてて。
タイトルも、「もうすぐ卒業」とか「見えない道」とか「決意」とか
そういうのが並んでる。
わあ、いいなぁって、しばらく読みふけってしまいました。
散文も詩も俳句もあって、
どれも、不安とか希望とかが素直に出てるいい言葉たちです。
その中でも、とある友人の詩が特にいいなと思ったのでちょっと紹介します。
(友人K、無断掲載ごめんね。笑)
「涙」
涙を流した
いっぱい流した
人のために流したこと
悔しくて流したこと
自分に流したこと
でも、涙は枯れない
三年間、こんなに流したのに
涙は枯れない
これからの自分に、人のために
いろんな涙を流し続けよう
・・
涙は枯れない、流し続けるって、
一見ネガティブなようで、生きるパワーに溢れたイイ言葉やなぁと。
傷つくことを恐れないという覚悟に、なんだかすごく胸を打たれました。
素敵な詩です。
ちなみに、私は何を書いたかなんですが・・・。
タイトル見た瞬間、背筋が若干強張りました。笑
以下、私の詩。
「赤鉛筆の気持ち」
あーあ、疲れた
ボクのご主人様はいつもこんなんだから
まったく嫌んなっちゃうよ
ボクは赤鉛筆
仲間のうちでも一番のちび助だ
でもご主人様はボクをよく使うんだ
なんせボクの色は目立つからね
本にラインを引くとき
問題集の答え合わせをするとき・・・
今日もボクは使われた
難しい問題集の答え合わせ
乱暴な掴み方、問題集は×(バツ)の山
嫌な予感、したんだよ・・・
痛っ!予感的中!
ボクは思いっきり投げつけられた
机の隅の隅っこに
そう、"八つ当たり"ってヤツ
さすがのボクも、もう怒った!
今日はもう許さないぞ
どこかに隠れてやろうか・・・
しばらく経ってボクを掴む手、聞きなれた声
「ごめん、ごめん」
こら、謝って済む問題じゃあ・・・
「いつもありがとう」
・・・。
しょうがないなぁ
わかったよ
・・
卒業文集なのに。
卒業文集なのに、この詩。笑
何書いたかすっかり忘却してたもんで
読みながら今更ながらに赤面しました。
でも、そんな私ももう大人。(大体、卒業して10年も経ってるし)
この恥ずかしさをネタに変えることくらいできちゃいます。
というわけで、思い切って転載しちゃいました!フフフ・・
せっかくの二人展ブログ、
放置しておくのもなんだか寂しいので
また何かあれば、地味にさりげなくアップすることにします。笑
*ちなみに、文集タイトルの花兄とは、
「春、他の花に先立って咲く花」という意味で、
これからの人生がいつ、いかなるときも香り高き人生であってほしいとの
先生の思いが込められているようです。
[2回]
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